停電1日・2日・3日に必要な容量の目安
最終確認日: 2026-10-07
停電が1日で終わるのか、2日・3日と続くのかで、ポータブル電源に必要な容量は大きく変わります。このページでは、例として選んだ家電の組み合わせごとに、シミュレーターで計算した容量の目安を示します。表の数値はすべてシミュレーターと同じ家電データ・計算で求めたもので、選ぶと同じ条件の結果画面を開きます。
計算の前提
- 停電は18時に始まるものとします。
- 家電は下の表の時間帯に毎日使うものとします(シミュレーターの既定値)。
- 変換効率はAC出力80%、USB出力90%、余裕率は1.2倍です。
- ソーラーパネルでの充電はしないものとします。
| 家電 | 平均W | 使う時間帯 | 出力 | 1日の電池消費(1台) |
|---|---|---|---|---|
| スマートフォン充電 | 15W | 20時から2時間(〜22時) | USB | 約33Wh |
| LEDシーリングライト | 35W | 18時から5時間(〜23時) | AC | 約219Wh |
| ラジオ | 5W | 7時から6時間(〜13時) | USB | 約33Wh |
| 冷蔵庫(400L級) | 28.7W | 終日 | AC | 約861Wh |
| 扇風機(DC) | 20W | 12時から8時間(〜20時) | AC | 約200Wh |
| 電気毛布 | 27.5W | 22時から8時間(〜6時) | AC | 約275Wh |
1日の電池消費は「平均W × 使う時間 ÷ 変換効率」です。たとえばスマートフォンの充電はUSB出力のため、変換効率90%で計算しています。
組み合わせ別の容量の目安
| 組み合わせ | 1日(24時間) | 2日(48時間) | 3日(72時間) | 定格出力 | 瞬間最大出力 |
|---|---|---|---|---|---|
| A: スマホ2台・照明・ラジオ | 390Wh | 770Wh | 1,150Wh | 35W | 35W |
| B: Aに冷蔵庫(400L級)を追加 | 1,420Wh | 2,840Wh | 4,250Wh | 185W | 485W |
| C: Bに扇風機を追加(夏) | 1,660Wh | 3,320Wh | 4,970Wh | 205W | 505W |
| D: Bに電気毛布を追加(冬) | 1,750Wh | 3,500Wh | 5,240Wh | 240W | 540W |
容量は「この容量以上」の目安です。定格出力と瞬間最大出力は、AC出力の家電をすべて同時に使う場合の値で、停電日数によって変わりません。
計算の例: 組み合わせAの1日分
- スマートフォン充電(2台): 約66.7Wh
- LEDシーリングライト: 約218.8Wh
- ラジオ: 約33.3Wh
合計 約318.8Wh × 余裕率1.2 ≒ 382.5Wh → 10Wh単位で切り上げて390Wh
シミュレーターは、家電を使う時間帯と停電の時間帯が重なる部分だけを1時間ごとに数えて、残量がゼロにならない最小の容量を10Wh単位で求めます。そのため2日分・3日分は、1日分をそのまま2倍・3倍した値と少しずれることがあります。
表から読み取れること
- 冷蔵庫を加えると、1日分の目安が1,030Wh増えます。組み合わせBでは、1日の電池消費の約73%を冷蔵庫が占めます(冷蔵庫に必要な容量の目安)。
- 容量が大きくなるほど、条件を満たすモデルは少なくなります。収録モデルに条件を満たすものが無い場合、シミュレーターは家電や時間を減らすこと、複数台を併用することを案内します。
必要な容量を減らすには
- 使う時間を短くする: 照明やテレビは、使う時間に比例して電池消費が減ります。シミュレーターでは家電ごとに使い始める時刻と使用時間を変えられます。
- USBで使える機器はUSB出力を使う: このシミュレーターの前提では、USB出力の変換効率(90%)はAC出力(80%)より高く見込んでいます。
- ソーラーパネルで昼間に充電する: 天気によって充電量は大きく変わります(ソーラーパネルで1日に充電できる量の目安)。
注意
この計算結果は、上の前提に基づく目安です。実際の稼働時間は、機器の個体差・気温・電池の劣化・使い方により短くなることがあります。
人工呼吸器・酸素濃縮器・吸引器などの医療機器の停電対策は、必ず機器の販売・レンタル事業者や主治医に確認してください。